インディアンジュエリーってなんだろう?
シルバーのごつごつした大きめのシルエット。
ターコイズのブルーを基調とした色鮮やかなブレスレットやネックレス。
いまや男女ともに、世界中で人気のあるインディアンジュエリー。
芸能人やセレブが身に着けたインスタ画像を見たことがある人もも多いでしょう。
もちろん、大好きで持ってる!なんて人もいると思います。
そんなインディアンジュエリーですが、そもそもインディアンジュエリーってどういうものかわかりますでしょうか?
インディアンジュエリーとは、一言で言えばアメリカ大陸の先住民たち、インディアンによって作られたジュエリーのことを言います。
・・・そのままですね。
とはいえ、インディアンジュエリーと一括りに言っていますが、インディアンには様々な部族がいて、部族によってその特徴が大きく違います。
インディアンジュエリーの部族による違いを見てみましょう。
4部族のインディアンジュエリーの特徴
インディアンたちの中で、ジュエリーを作る部族として特に有名な部族は「ナバホ族」「ホピ族」「ズニ族」「サントドミンゴ族」の4部族です。
インディアンジュエリーが好きな人はもちろんのこと、インディアンジュエリーに興味がない人でも、「ナバホ」や「ホピ」などの名前は聞いたことがある人もいるのではないかと思います。
彼ら本物のインディアンが作るジュエリーは貴重で、世界中で愛されています。
それぞれの特徴を見てみましょう。
ナバホ族
大きなターコイズや独特な刻印を用いて作られ、インディアンジュエリーと聞いて真っ先に思い浮かぶのがナバホのジュエリーです。
ホピ族
模様を切り抜いた板同士を重ね合わせて作るオーバーレイという技法で作られたリングやバングル、ネックレスなどが特徴です。
ズニ族
ターコイズやシェルなど、石をカット、研磨してくっつけることで模様を描くインレイという技法が特徴です。
サントドミンゴ族
ターコイズやシェル、サンゴ、オニキスなどで作られたビーズを連ねて使ったヒシネックレスが有名です。
同じ”インディアンジュエリー”ではありますが、こんなに形が違います。
さらにはインディアンジュエリーを作る作り手は一人ではありません。
それぞれの部族出身の作り手が何人もいて、作り手によってもデザインの傾向が違います。
とはいえ、それぞれの部族の根っこにある技術は同じなので、インディアンジュエリーが好きになった人はどんどん、「○○族のバングルが好き!」のように、お気に入りの部族も出てくるでしょう。
インディアンジュエリーの模様に込められた意味
インディアンジュエリーには様々な模様やモチーフが刻まれています。
それは動物や太陽などのような自然のモチーフのものもあれば、精霊のようなインディアンの信仰から生まれたモチーフなど多岐にわたり、それぞれに自然や家族、仲間への祈りや願いが込められていて、インディアンジュエリーの大きな特徴となっています。
また、ジュエリーとは関係がないもの(ぬいぐるみやお守り、服のワンポイント、ブランドロゴなど)にも、ラッキーモチーフとして使用されていることも多いので、それと知らずに見たことがある模様もあるのではないかと思います。
イーグル
父なる空からの神の使いとして崇められています。名声やリーダーシップなどを意味し、イーグルの羽根は偉大な力を持つと考えられています。
サンバースト
太陽の光がモチーフで、強い力と癒しの象徴です。朝日が差し込む東の方向は「善きもの」がやってくるとされています。
アローヘッド
アローは矢で、アローヘッドは矢じりのこと。交差した矢や折れた矢、矢の向きなどによって意味が変わります。
ココペリ
豊穣の精霊。モチーフとしてはかなり有名で、このデザインを見たことがある人も多いのではないでしょうか?
上記はあくまでも一部です。
他の模様、モチーフも見てみたい!という方は、日本でも珍しい、インディアンジュエリーに特化した制作コースのある「LaVague(ラヴァーグ)ジュエリースクール」を覗いてみてください。